“安倍改憲包囲網”挟まる? かつての身内が「NO」

10/11 18:49
今、安倍首相は、憲法改正を急ごうとしているが、野党に加えて小泉元首相ら、かつての身内からも「ノー」の声が上がっている。

つまり、“安倍改憲包囲網”が敷かれている中で、はたして、どんな方向を見せていくのか。

自民党の筆頭副幹事長を退任し、次のポストに注目が集まっていた小泉進次郎議員。

11日午前、岸田政調会長らが協議し、進次郎氏の希望通り、厚生労働部会長に就任することが内定した。

今後は、社会保障や少子高齢化対策などの政策立案や調整にあたっていくことになる。

一方、10日夜、注目を集めたのは、父の小泉純一郎元首相。

日本料理店で開かれた会食には、小泉元首相と盟友・山崎拓元副総裁ら、安倍首相への批判を繰り返してきたメンバーが集まった。

小泉元首相は、「(きょうはどういう話し合いを?)雑談! もう過去の人は余計なことを言わないほうがいいと、そういう話をしていた」と話した。

「余計なことは言わない」と言った小泉氏だが、この直後、安倍首相にとっては余計とも言える発言が。

小泉元首相は、「来年、憲法改正なんて無理だよ」、「(憲法改正は無理だよとおっしゃったのは?)わたしだよ。選挙の争点にしない方がいい。野党と協力してやるべきもんだ」などと話した。

10月に召集される臨時国会に、自民党の憲法改正案の提出を目指すよう指示している安倍首相の方針を、バッサリと斬った。

その安倍首相は11日、奈良の柿PRレディーの表敬を受け、「とても甘くて、味わい深くておいしゅうございました」と甘い柿を頬張った首相だが、小泉元首相らに対する周辺からの批判は辛口。

首相周辺「バカじゃないかと思うけどね」、「OBが足を引っ張るとかどうなのかと思うよ」

しかし、憲法改正のスケジュールに関しては、野党に加え、小泉元首相ら自民党の慎重派によって包囲網が敷かれつつあり、11日、与党・公明党の山口代表からも、「国民の理解をともなっていくこと、議論が成熟していくこと、そういう進め方を望んでいる」との声が聞かれた。

公明党幹部「自民党が、本気で9条改正を(参院選の)争点に掲げようとするなら、自民党とは、しばらく別居するしかないだろう」

この憲法改正をめぐる包囲網を、安倍首相は突破できるのか。

周辺からは、強気な声も聞こえてくる。

首相周辺「安倍政権の最終章は、憲法改正だ」、「首相としては、ここで1歩を踏み出す」、「公明党も野党も、意外と賛同する人は多いんじゃないの」

憲法改正はどうなっていくのか。

今回の自民党人事だが、安倍首相は、憲法改正に向けた意欲を強くにじませている。

憲法改正推進本部長に下村氏、総裁特別補佐に稲田氏という本格改憲派2人に加えて、自民党の改憲案の最終取りまとめの場になる総務会を仕切る総務会長、ここに首相の信任が厚い加藤勝信氏を据えている。

しかし、推進本部がけん引する改憲論議が、最終的に自民党の全体の合意に至るのか。

そして、これまで高村氏がやってきた公明党との調整を誰がやるのかといった不安は消えない。

また、補正予算審議や首相の外遊が、この秋に続く。
臨時国会でも、改憲案提出が可能かといった疑問もある。

しかし、首相周辺は、改憲への意欲を強く示すことが重要だと強調している。

それは、改憲を掲げることで、安倍政権は求心力を維持しようという政治的な思惑や、2019年の参議院選挙で改憲勢力3分の2を失うかもしれないという危機感が背景にあるとみられる。

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