トランプ政権の“顔”が...なぜ? ヘイリー大使突然の辞任表明

10/10 18:57
トランプ政権に、また1つ痛手。
国連の場で、トランプ流の外交方針を主張してきた政権の顔が、突然辞任を表明。
さまざまな臆測が飛び交っている。

トランプ政権からまた1人、側近がホワイトハウスを去ることがわかった。

政権の顔の1人として活躍した、ニッキー・ヘイリー国連大使。

突然の辞任表明に、アメリカでは衝撃が広がっている。

トランプ大統領
「とにかくニッキー、あなたがいなくなると寂しくなる。素晴らしい任務を全うされたことを大変感謝します」

ヘイリー国連大使
「ありがとうございます」

現地時間の9日午前。
ヘイリー大使と会談したトランプ大統領は、ヘイリー大使の辞任を惜しんだ。

ヘイリー国連大使
「個人的な理由で辞任するわけではない。多くの人たちは、わたしの辞任に対して、さまざまな疑問を投げかけるでしょう」

半年ほど前に、「年末か大使就任2年の節目で少し休みたい」と、トランプ大統領に伝えていたヘイリー大使。
辞任の理由については、明らかにしなかった。

インドの民族衣装サリーをまとい、笑顔を振りまくヘイリー大使。

インド系移民を両親に持つマイノリティー出身で、2011年に当時、全米で最年少の州知事に就任。

2017年、国連大使に就任してからは、国連の場で、トランプ政権の「アメリカ・ファースト」の外交政策を推進してきた。

2018年4月、ヘイリー大使は、「北朝鮮に対する制裁実施に成功し、態度を改めるまで孤立させることができた」と述べ、9月には、「イランは現在も、秩序にそぐわない行動をとっている」と述べていた。

国連での仕事ぶりについて、元国連北朝鮮問題パネル委員の古川勝久氏は、「アメリカの対パレスチナ政策、これを支援しない国に対しては、経済援助を凍結する」、「いわば『悪役を演じる』ということを、国連の安保理の舞台でやってのけてきた」などと語った。

プライベートでは、州兵である夫との間に、2人の子どもに恵まれたヘイリー大使。

ラブラドゥードルの愛犬ベントレーと、アウトドアもこよなく愛し、大リーグ、ニューヨーク・メッツの大ファンでもある。

大統領との確執により政権を離れたティラーソン前国務長官らとは対照的に、ヘイリー大使は、大統領と良好な関係とみられていただけに、突然の辞任には、さまざまな臆測が。

ワシントン・ポスト電子版は、政府当局者の話として、「ヘイリー大使が重要な政策を決定する場から排除され、不満を持っていた」と伝えた。

一方、8日には、サウスカロライナ州のビジネスマン所有のプライベートジェットを、ヘイリー大使が無償で利用したとして、市民団体が国務省に調査を求める事態が起きている。

フジテレビ・風間晋解説委員は、「ヘイリーさんは、将来大統領になることを考えていて、そのために、外交・安全保障の分野を経験したかったんです。そういう意味では、国連大使は2年間で十分で、これ以上長くやると、トランプ色が強くなりすぎるリスクがあって、それも考えて、このタイミングでの辞任表明だと思います」と話す。

アメリカメディアでは、ヘイリー大使の後任にイバンカ補佐官の名前も取りざたされたが、トランプ大統領は、「イバンカは、後任としては最高だと思うが、身内びいきと言われてしまうからね。しかし、彼女以上の優秀な人材はいない」と述べた。

イバンカ氏自身も、ツイッターで「後任はわたしにはなりません」とした。

トランプ大統領は、後任候補に、2017年まで大統領副補佐官を務めたゴールドマン・サックスグループのディナ・パウエル氏を挙げ、ほかに4人ほどの候補がいると話している。

公式Facebook 番組からのメッセージ

FNN
FNNプライムニュースデイズ
FNNプライムニュースイブニング