“黒い車”を運転 姿をキャッチ 「逮捕当日の朝」を追跡

05/15 18:20
14日、急展開した新潟女児殺害事件。逮捕当日の朝、FNNのカメラが、黒い車を運転する男の姿をとらえていた。

15日午後1時すぎ、ややうつむき、無表情のまま車に乗り込んだ小林 遼容疑者(23)。
その身柄は15日午後、新潟地検に送られた。

大桃珠生ちゃん(7)が殺害された事件で、線路上に遺体を遺棄・損壊した疑いで逮捕された小林容疑者。
14日夜は、捜査本部のある新潟西署に足を踏み入れたその時、一瞬、笑みを浮かべる場面も。

調べに対し、珠生ちゃんの殺害をほのめかす一方、動機については、「車の事故で女の子にぶつかってしまった。女の子が泣いていたのでパニックになり、首を絞めて車に乗せた」とも供述している。

警察は、この供述の内容が真実なのかも含め、慎重に捜査を進めている。

自宅は、珠生ちゃんの家から、わずか100メートルという近所。
FNNのカメラは、任意同行直前の姿をとらえていた。

そのスクープ映像。
時刻は、14日午前6時45分ごろ。
「道の駅」で任意同行を求められるおよそ15分前、自宅の周辺を黒い軽自動車で走る、小林容疑者とみられる男の姿。

小林容疑者の自宅から30メートルほどのところの道路。
小林容疑者の車は、任意同行直前の午前6時45分ごろ、この道を駅の方向に向かって走っていった。

無表情で運転する男。
事件から1週間を迎えた朝、何を思ってハンドルを握っていたのか。

服装は、逮捕された時に着ていた、白いTシャツとよく似ている。

この道は、珠生ちゃんが行方不明となった線路脇の通学路から、一歩離れた住宅街。
小林容疑者の車は、小針駅方面へと走った。

小林容疑者の車は、軽自動車でありながら、黄色いナンバープレートではなく、特別仕様の白いタイプ。
これも、容疑者特定につながる証拠の1つになった。

そして、自宅付近からおよそ4km離れた道の駅に着く直前には、ガソリンスタンドの前を通過。
前を走るのが、小林容疑者が運転していたとみられる車で、すぐ後ろを走る3台の車が、小林容疑者の車を追尾していた捜査車両とみられている。

この直後、道の駅の駐車場で、重要参考人として任意同行を求められた小林容疑者。
その直前の様子を聞いた人は、「トイレの中ですれ違って、トイレに入る前に歌を歌って、なんかしゃべりながら、ニヤニヤしていた。あとで写真見たら、間違いなく小林だなって」と話した。

警察によると、小林容疑者は、4月にも女子中学生を連れ回した疑いで書類送検されていて、早い段階から捜査線上に浮上していたという。

逮捕前の14日夕方、小林容疑者の母親は、「(今、小林容疑者はどこに行っている?)仕事と思いますけど。(何か連絡は?)いえ...。(5月7日どこかに行っていた?)...」などと話していた。

家族には、特に変わった様子を見せていなかったとみられる小林容疑者。
地元の中学、高校を卒業し、電気工事関係の仕事に勤務。

しかし、ゴールデンウイーク明けだった事件当日は、無断欠勤をした。

翌日届いたというメールには...。
小林容疑者が勤めていた会社の社長は、「(小林容疑者からは)『会社に向かったが、会社に着く前に気分が悪くなって、会社にたどりつくことができませんでした』というメール」と話した。

この日から1週間、一度も出勤しなかったという。

また、小林容疑者が勤めていた会社の社長は、「(小林容疑者と)毎日、メールと電話で連絡は取っていた」、「『まだちょっと具合が悪いので、良くならないので休ませてください』という。『知らない人に声かけられてインタビューをされた』と言っていた。『(自宅に)刑事さんは行った?』と言ったら、『刑事さんは来ていない』と。よかったね、じゃあ大丈夫だなみたいな話はした」などと語った。

しかし、会社には事件の翌日以降、連日のように警察から問い合わせがあったという。

小林容疑者が勤めていた会社の社長は、「確か8日だと思う。(警察から)『小林君はお宅の社員ですか?』と聞かれて、『きょうは出社されていますか?』と聞かれた」と話した。

この時、すでにその存在が捜査線上に浮上していたとみられる小林容疑者。
その「裏の顔」には、友人からも驚きの声が。

今から8年前、小林容疑者は、中学校の生徒会誌に、10年後の自分について「平和な暮らしを楽しんでいる」との回答を寄せていた。

中学時代は、科学技術部に所属し、ロボットコンテストなどにも出場。
進学した高校の友人は、「こんなことするようなやつとは思わなかった。正直、鳥肌が立った」、「見た目は本当、おとなしくて、初めて会った時も、そんなすぐしゃべる方じゃなくて、人見知りする方」などと語った。

一方で、その意外な一面を覚えているとの証言も。
高校時代の友人は、「先生に怒られたり、注意された時はピクッてして、ちょっと内気なやつというか。急に怒られた時は、普通の人よりテンパッているのかなって」と話す。

追いつめられると、取り乱す姿が印象的だったという小林容疑者。
遺体を線路上に遺棄するという考えられない犯行は、追い詰められた末の行動だったのか。

珠生ちゃんが遺体で見つかった現場の近く、辺りの住宅の人のところにも、事件当日の夜にも、警察による聞き込みが行われていたという。
小林容疑者の自宅はすぐそば、徒歩でおよそ1分半で到着した。

今なお、大きな謎に包まれたままの犯行。
その解明に向け、警察は、慎重に捜査を続けている。

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