「無害化」できず...小池知事が陳謝

06/17 18:49
週明けにも、築地市場の移転問題に、一定の方向性を出すとみられている東京都の小池知事。17日、築地市場を訪れ、豊洲市場の「無害化」が達成できていないことを陳謝した。
17日午後1時すぎ、築地市場を訪れた東京都の小池知事。
小池知事は、「残念ながら、『無害化』ということについて、達成されていないのは事実」、「ネットでおわびするのもどうかと思いまして、きょうは、皆さんに直接おわびしようと。皆さまとの約束を、現時点でも守れていないことについて、あらためて都知事として、おわび申し上げたい」などと述べた。
「約束が守れていない」として集まった、およそ130人の市場関係者に頭を下げ、陳謝した。
東京都は、豊洲市場への移転の条件として、土壌の有害物質を環境基準以下にする「無害化」を挙げていた。
しかし、土壌汚染対策におよそ860億円を費やしたものの、地下水モニタリング調査で、環境基準の最大100倍のベンゼンが検出されるなど、「無害化」は、事実上不可能な状況になっていた。
小池知事が築地市場を訪れるのは、2017年1月以来。
この時は、まるでアイドルのような熱烈な歓迎を受けた小池知事だったが、今回は拍手はあったものの、まばらだった。
築地市場関係者は、「豊洲のような毒のあるところには、安全安心なものは出せない。わたしたち仲卸は、築地で商売がしたい」、「築地市場は狭あい(狭い)なとこ、設備が古いこと、どう考えても限界です。将来の夢を豊洲に託そうとしていた」などと話した。
築地市場の関係者からは、築地の再整備を求める意見と、豊洲への移転を求める意見に二分された。
さらには、「自分たち仲卸に、こういうことを聞くのはやぼですよ。やぼだし、酷ですよ。都知事の勇気と優しさと魂を持って、自分たちで答えを出してください」という声も挙がった。
およそ10人の市場関係者から意見を聞いた小池知事。
小池知事は、「直接ご意見を伺えて、とても良かったです。思いがしっかり伝わりました」、「(移転判断の方向性を出すのは来週いつごろから?)来週って、誰が言ってました?」などと述べた。
結論を出す時期については明言を避けたが、このあと行われた女性ファッション誌のイベントでは、築地移転問題を意識したのか、こんな意味深な発言も。
小池知事は「(何事も決断は早い方ですか?)そうですね、決めるときは早いですね」と述べた。
23日には東京都議選が告示されることから、小池知事は、その前に何らかの方向性を打ち出すものとみられている。

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