性犯罪を厳罰化 110年ぶり大幅改正

06/17 02:12
刑法改正案に関する参考人として出席した、山本 潤さん(43)は「みなさんも、中学生だったことがあると思います。わたしの父は、わたしが13歳の時に、寝ているわたしの布団の入ってきて、わたしの体を触るようになりました」と話した。
成人になるまでの7年間、父親から性的虐待を受けていた。
山本さんは「わたしたち、性暴力被害者の運命は、この法律によって左右されます」と話した。
16日、可決・成立した性犯罪の厳罰化などを盛り込んだ、改正刑法。
性犯罪規定の大幅改正は、1907年の制定以来、110年で初めて。
改正刑法は、強姦(ごうかん)罪の名称を、強制性交等罪に改め、性犯罪の法定刑を強化。
女性限定としていた被害者の規定を見直し、男性も対象とする。
さらに、親などの監護者が影響力に乗じて、18歳未満への性犯罪に及んだ場合、暴行や脅迫がなくても、罰することができる。
父親から性的虐待を受けていた山本さんは「その時のわたしは、これが性被害だということを理解することもできず、誰にも被害を訴えることができませんでした」と話した。
内閣府の調査によると、性暴力について、「どこにも相談しなかった」と答えた人は、67.5%にのぼる。
そして、親族や面識のある人物による事件は、20年間でおよそ3倍にまで増加している。
20年以上たった今も、山本さんの心の傷が癒えることはない。
山本さんは「意思を聞かれなかったこと、人間として扱われなかったことは、わたしたちの血肉に刻まれています。多くの人が苦しんでいて、ほとんど誰にも言えていない。そういう状況を変えていきたいと思っています」と話した。
一方、改正法については、暴行や脅迫を要件とする規定が残されていることや、時効廃止や延長が盛り込まれないなど、課題も残されている。

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